気をつけたいお中元・お歳暮の贈答マナー

日ごろの感謝の気持ちや健康を願う気持ちを伝えるのが7月初旬~中旬に贈るお中元や12月中旬~下旬に贈るお歳暮。日本では定着している慣習の1つで、どちらかというと1年の締めくくりとなるお歳暮の方が重視される傾向にあり、一方だけを贈る場合にはお歳暮を贈ったり、両方とも贈る場合はお歳暮の値段をやや高めにしたりするのが一般的。

品物としては食料品が多く、お中元にはビール、お歳暮には海産物やハム、日本酒などがよく贈られるようです。趣味や嗜好を問わず、誰でも喜んでくれるものが受けているのかもしれません。そんな中、もらって嬉しいギフトランキングの上位にランクインするようになったのがカタログギフト。カタログギフトは味気ないと考える方もいるようですが、相手の明確な好みや希望がわからないのであれば自分の好きな商品を自由に選べるカタログギフトを贈ったとしても決して失礼ではないでしょう。特にギフトマンというサイトで取り扱われているものが人気のカタログギフトのようです。その理由は、人気ショップのアイテムや一流有名ブランド、選び抜かれたグルメ、癒される体験ギフトなどが全て揃う総合カタログギフトだけでなく、ジャンルに特化したカタログギフトも豊富に用意されているらしく、使いやすいとお中元・お歳暮で選ばれているとのことです。

お中元・お歳暮のラッピングには赤・金で蝶結びされた水引とのし紙をつけるのが基本的なマナー。表書きは水引の上側に「御中元」「御歳暮」と書き、中央下にその文字より小さめに名前を書きましょう。また、自分・相手のどちらが喪中であっても贈ることができますが、直近で不幸があって相手が気落ちしているなどの場合は時期をずらして「暑中見舞」「寒中見舞」として贈る方が賢明です。いただいたお中元・お歳暮へのお返しは礼状のみで構いませんが、感謝の表現というよりも親交を深める意味合いで友人などからいただいた場合には同額くらいのものをお返しとして贈ってもいいかもしれません。いずれにせよ、こういった贈り物には相手への気持ちを込めることが何よりも大切です。